副管理人:鋼鉄黒龍の小説『ネギま!special』
新学期
第1話:新学期
2003年春
裕奈「始業式終わった〜〜」
始業式が終わって、教室へと戻ってきた3−Aの生徒たち。その中で背伸びをしながら、はしゃぐ裕奈がいた。
朝倉「ニュースニュース!今日、うちのクラスに転校生が来るらしいよ!!」
そういいながら走ってきたのは、朝倉である。教室に入って、教壇の前に立ち、いきなり叫びだした。ちょうどトイレから戻ってくる途中だったのか、ネギとほかの先生が話しているのを聞いたのである。
裕奈「名前は?」
桜子「どんな子?」
裕奈や桜子たちが、朝倉に聞いてくる。
朝倉「私も話してるの聞いただけだからよく分からないけど、ネギ君と一緒にいた先生、『あの子、ネギ先生のクラスに入るんですってね。がんばってくださいよ。』っていってたよ。」
朝倉が話している中、とうとうチャイムがなってしまった。
ガラッ
ネギ「皆さんおはようございます。今日は転校生を紹介します。」
教壇に立って話すネギ。そう言って、扉のほうを向いて一言語りかけた。
ネギ「驚かないでくださいね。どうぞ入ってきてください。」
そういわれて、扉を開ける生徒。クラスの中は、まだ少し騒がしく、みんな、どんな子かとわくわくしている。しかし・・・
ガラッ
その瞬間、教室が一斉に静まり返った。入ってきたのは男の子である。
黒龍「本日を持ってこのクラスに転向してきました。鋼鉄黒龍です。なんの因果か、女子校に男子ですが、宜しくお願いします。」
そう言って、黒龍は頭を下げる。そして、束の間の沈黙の後・・・。
「きゃーーーーーーーー!!!!」
津波のように押し掛けてくる元気組の生徒たち。
柿崎「どっから来たの!?」
桜子「血液型は!?」
裕奈「部活何やってるの!?」
ハルナ「好きな女の子のタイプは!?」
質問攻めにあい、さすがの黒龍も固まっている。もう、あっち向いてこっち向いてという状態である。
ネギ「皆さん、後で時間を取りますので、席についてください。では黒龍さんはあそこの空いてる席へ。」
ネギがとめに入り、事態は収拾。事なきを得た。
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