副管理人:鋼鉄黒龍の小説『ネギま!special』
終戦
第7話:終戦
エヴァによって終結をもたらしたこの戦い。この戦いの終了と同時に、各方面でも、次々と終結を迎えていた。しかし・・・
ネギ「う…」
ガクッ
エヴァ「ん?」
ドサァッ ゴトッ
突然ネギがその場に倒れた。
エヴァ「ど…どど、どうしたぼーや!?」
茶々丸「ネギ先生!?」
明日「ネギ、ちょちょ、ちょっとっ」
カモ「兄貴っ。ひでえっ、右半身が石化を…」
ネギの石化が進行していたのである。
木乃「ネギくーーん」
刹那「ネギ先生!」
明日「あっ、このか!!刹那さん!!ネギが!!」
楓「どうしたでござるか!?」
木乃香「楓さん、夕映!」
楓と夕映に続いて小太郎と。そしてさらに龍宮に古菲と、続々と皆が集まってきた。そして茶々丸がネギの状態について話していく。
茶々丸「…危険な状態です。ネギ先生の魔法抵抗力が高すぎるため、石化の進行速度が非常に遅いのです。このままでは、首部分まで石化した時点で呼吸ができず、窒息してしまいます」
明日「…ど、どうにかならないの、エヴァちゃん!!」
エヴァ「わっ…わわ、私は治癒系の魔法は苦手なんだよ、不死身だから」
明日「そんなっ…」
カモ「昼に着くっていう応援部隊なら治せるだろうが…、間に合わねえっ」
皆がなす術なくうろたえている中だった。
刹那「お嬢様…」
木乃「うん」
そして木乃香は明日菜の下へ歩いて行き
木乃「あんな…アスナ…」
明日「え?」
木乃「ウチ…ネギ君にチューしてもええ?」
明日「なっ何言ってんのよこのか。こんな時に!」
木乃「あわわ、ちゃうちゃう。あのホラ、パ…パクテオーとかいうやつや」
明日「え…」
木乃香は振り向き、みんなに話しかける。
木乃「みんな…ウチ、せっちゃんに色々聞きました。…ありがとう。今日はこんなにたくさんのみんなに助けてもらって…、ウチにはこれくらいしかできひんから」
カモ「…そうか!仮契約には対象の潜在力を引き出す効果がある。このか姉さんがシネマ村で見せたあの治癒力なら…」
刹那「ハイ」
木乃香はネギの側に座り、顔を持ち上げた。
木乃「ネギ君、しっかり…」
ネギと木乃香の唇が触れた瞬間、辺りを光がつつみこんだ。そして…
ネギ「ん…、このか…さん…?」
目と口をゆっくりと開くネギ。
ネギ「よかった…、無事だったんですね…」
木乃香と明日菜が向き合う。カモが涙を滝のように流す。皆が沸き上がる!
しかし、気付くものがいなかったが、その中に黒龍の姿はなかった。
夜が明け、朝日で辺りが明るくなりだした頃、総本山に戻ると石化していた人達は、皆元に戻っていた。これで全てが一件落着…かと思われた。
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