副管理人:鋼鉄黒龍の小説『ネギま!special』
魔帆良からの救援者
第6話:魔帆良からの救援者
ズズズ…
少年「影を使った転移魔法!?」
「ウチのぼーやが世話になったようだな、若造」
バッパッパン ドカン!!
影からの主によるパンチは少年の障壁をすべて破壊し、少年自体を吹き飛ばした。
「ふんっ」
明日「あっ…エ…」
ネギ「エッ…エッ…エヴァンジェリンさん!!」
エヴァ「これで借りは無しだなぼーや」
現れたのはエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルであった。その頃、上空では、もう1人の助っ人が準備をしていた。巨大な銃を持ち飛んでいるエヴァンジェリンの従者の茶々丸だ。
茶々丸「マスター、結界弾セットアップ」
エヴァ『やれ』
茶々丸「了解」
ドッ
ズシンッ
スクナ「グオオオ…」
茶々丸「この質量相手では、十秒程度しか拘束できません。お急ぎを」
千草「ぎゃあああ!?」
茶々丸の銃から発射された結界弾は、巨大なスクナをも封じ込めるほどの強力なものだった。下で見ていたネギ達も、呆気にとられている。
明日「ちゃ、茶々丸さんまで…」
ネギ「ス、スゴイ…」
そしてエヴァンジェリンは次の行動に出る。
エヴァ「ぼーや、よくやったよ。だが、まだまだだな。いいか、このような大規模な戦いで魔法使いの役目とは、究極的にはただの砲台!つまりは火力が全てだ!!私が今から最強の魔法使いの最高の力を見せてやる。ふははははは」
バッ
笑いながら飛び立ったエヴァ。するとちょっと行ったところで止まり、こっちを振り向き
エヴァ「いいな!よーーく見とけよ!私の力を!」
ビシッ
指をさし、念を押すエヴァ。以前ネギに負けたことが、かなり悔しかったのだろうか。といった感じでようやくスクナに近付いていった。
エヴァ「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック。契約に従い、我に従え、氷の女王。来たれ、とこしえのやみ!えいえんのひょうが!!」
ギシッ
エヴァの唱えた古典ギリシア語系の高等呪文。一瞬にして、あの巨大なスクナが凍り付く。
千草「つつっ、次から次へと何や、何なんや―。あんた何者や!?」
エヴァ「くくくく、相手が悪かったなぁ女…。ほぼ絶対零度、150フィート四方の広範囲完全凍結殲滅呪文だ。そのデカブツでも防ぐこと適わぬぞ。我が名は吸血鬼エヴァンジェリン!!『闇の福音』!!最強無敵の悪の魔法使いだよ!!アハハハハハハ」
明日「ノ…ノリノリねー、エバちゃん」
実に楽しそう見えるエヴァだった。そして戦いはクライマックスへ。
エヴァ「全ての命ある物に等しき死を。其は安らぎ也」
千草「な、なああああっ」
エヴァ「“おわるせかい” フッ…砕けろ」
ビシッ パキャァァァン
エヴァが指を鳴らした瞬間、スクナは砕け散った。
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