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副管理人:鋼鉄黒龍の小説『ネギま!special』
黒龍の決意
第4話:黒龍の決意

刹那が飛び立って行ったあと、黒龍は何かを決意したような顔をしていた。

黒龍「ネギ先生、神楽坂さん。」

黒龍はネギに話しかける。

黒龍「ネギ先生は、そこで、石化をといてください。神楽坂さん、ネギ先生の護衛を。桜咲さんの援護は、俺がやります」

黒龍の言っている、援護ではなく護衛。それは、相手の目をそらせること、攻撃を防ぐことであった。

黒龍「俺も、少し力を発揮するか。」

そういうと黒龍の体から、またも不気味なオーラが発せられた。

ネギ「鋼鉄さん、それは・・・」

ネギが何かを言おうとするが、黒龍に口をふさがれる。

黒龍「今は何も言わないでください。」

黒龍は相手のほうを向く。

黒龍「うおおおぉぉぉ」

黒龍は相手に向かって飛び込んでいく。右手には燃え上がった拳、左手は帯電状態の拳が握られていた。そしてその拳以外からはオーラが消えた。

黒龍「『炎狼咆哮』『雷虎豪放』」

黒龍は、白髪の少年に向かって放った。しかし・・・

スカ・・・スカ・・・

相手が交わしきり、2発とも空ぶってしまった。

白髪「遅いよ。そんなんじゃ、かすりもしない。」

少年は、そのまま反撃に移る。すばやい速度で、パンチを繰り出す。

黒龍「ウグッ・・・」

黒龍はそのまま後方まで吹き飛ばされる。

白髪「ヴィシュ・タル リ・シュタル ヴァンゲイト小さき王、八つ足の蜥蜴、邪眼の主よ災いなる眼差しで射よ。」

白髪の少年は、石化魔法を放とうとしていた。魔法発動寸前である。

ネギ「サギタ・マギカ 風の一矢」

パン

白髪「!?」

不意をついたネギの攻撃は、白髪の少年の詠唱を止める事に成功した。

黒龍「!?」

少々驚きつつも黒龍は隙をついてネギの元へと戻る。その間全て含めて25秒。

黒龍「ネギ先生、回復に集中してって・・・」

しかし、黒龍は驚いた。ネギの石化は少しずつだが進んでいた。

ネギ「すいません。でも僕、まだ石化を止めたり解いたりする魔法は知らないので。」

明日菜「私もネギの護衛だから、ね。」

二人は諦めていなかった。

カモ「それにあと、一分ほどで、何とかなるしな」

その一分が黒龍には分からなかったが、黒龍は考えを改めた。

黒龍「では、その一分に賭けます。一斉攻撃で行きますよ。」

ネギ「分かりました。」

明日菜「OK!」

少年「来るのかい?…では相手をしよう」

正面からはゆっくりと少年が歩いてくる。

カモ「GO!」

カモの号令によって、決戦が始まった。


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