副管理人:鋼鉄黒龍の小説『ネギま!special』
新たな敵現る
第9話:新たな敵現る
黒龍とネギの会話が終わる頃・・・。
ネギ「見えた!!あそこだ!!!」
ネギが叫ぶ。
黒龍「あの光はいったいなんだ?」
黒龍は光の柱に目が行く。
カモ「むぅ!?こ この強力な魔力は・・!?儀式召喚魔法だ!!何か、でけぇもんを呼び出す気だぜ!!!」
黒龍「なんだって・・・。」
儀式召喚魔法。その名のとおり定められた儀式によって呼び出す召喚術である。しかし黒龍は召喚魔法のことはほんの少しで、簡単なものしか知らなかった。
カモ「兄貴急げ手遅れになる前に!!」
ネギ「う うん!!・・あっ!?木乃香さん」
ネギはその前方、光の柱の中にいる木乃香の姿を確認した。
黒龍「近衛さん!?ホントだ。」
ネギの言葉の後、光の柱の下のほうに視線をずらすと確かに木乃香がいた。
黒龍「ちっ。あんな優しい人を、奴らの駒にされてたまるかよ。」
黒龍とネギは急いでその場所に向かおうとした。しかし・・・
ネギ「(狗神!?)風楯・・・・!!」
後方から狗神が数匹、ネギに向かって飛んできた。ネギは防御呪文を唱えるが間に合わず、二人は地面へと叩き落される。
ネギ「くっ 杖よ・・」
ネギは落下しながら杖を呼び戻す。
ネギ「風よ・・」
落下しながら魔法を唱える。体中に風をまといながら、地面に着地する。
黒龍「こなくそ・・・。」
黒龍も呪文で作り出した炎を地面にたたき打ちその爆風を利用して緩和、威力を弱めて着地した。・・・というよりは、落下して、地面に落っこちた。
黒龍「痛ててて・・・ん?」
黒龍は、体を起こし立ち上がった。その時、森の中から人影が現れた。
小太郎「よおネギ。へへっ嬉しいぜ。まさか・・・・こんなに早く再戦の機会が巡ってくるたぁな。ここは通行止めだ!!ネギ!!」
ネギ「コ・・・・コタロー・・・・君!!?」
目の前に、小太郎が現れた。彼は見るからにネギと戦う気満々である。
l小太郎「ん?何や兄ちゃん。ネギと一緒ちゅーことは、西洋魔術師か?」
小太郎はこちらにも気がついた。その間にネギと黒龍は戦闘体制をとる。
ネギ「手を出すなや兄ちゃん。俺はネギと戦りにきたんや。戦るちゅうんなら、ネギブッ倒した後に勝負や。」
小太郎も戦闘体制に取る。
「待った犬上。こいつとは俺が戦る。」
そう言って草むらからもう一人の人間が現れた。15歳くらいの男の子である。
小太郎「なんや、垣生兄か。俺の邪魔せーへんなら勝手にせぇ。」
草むらから出てきた垣生という少年は、黒龍に微笑みかける。
疾風「久しぶりやな。黒龍。」
黒龍「おう。」
黒龍に話しかける。黒龍も返事をする。どうやらこの二人、知り合いのようである。
疾風「久しぶりやな。どや、再会のひと勝負やろうやないか。パスちゅーんはなしやで。」
黒龍「ふうん。本山に行ってもいないと思ったら、反乱組織側だったのか。」
対立しあう二人は戦闘体制をとる。
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