副管理人:鋼鉄黒龍の小説『ネギま!special』
作戦会議
第7話:作戦会議
明日「せ…刹那さん、こ…こんなの…、さすがに私…」
刹那「明日菜さん落ちていて…、大丈夫です!」
カモ「(兄貴、時間が欲しい。障壁を!)」
ネギ「(OK)」
ネギ「ラス・テル・マ・スキル・…逆巻け、春の嵐。我らに風の加護を。風花旋風、風障壁!!」
ドオッ
ネギ達の周りに竜巻が発生し、外部から身を守る。そして、この間に即席とはいえ作戦を立てることにした。
ネギの出した障壁の中は、台風の目のように静かである。
カモ「よし!手短に作戦立てようぜ!?どうする、こいつはかなりまずい状況だ!!」
刹那「…『二手にわかれる』、これしかありません」
刹那がまず口を開いた。
刹那「…私が一人でここに残り、鬼達を引き付けます。その間に皆さんはお嬢様を追ってください」
ネギ「ええっ」
明日「そんな、刹那さんっ」
刹那「任せてください。ああいう化け物を退治調伏するのが、元々の私の仕事ですから」
明日「で…でも、そんなっ…。じゃ、じゃあ私も一緒に残るーっ!!」
ネギ達「ええっ」
ネギ「ア…アスナさんっ」
明日「刹那さんをこんなところに一人で残していけないよっ」
ネギ「でもっ…」
カモ「いや…待てよ、案外いい手かも知れねぇ!どうやら姐さんのハリセンは、ハタくだけで召喚された化け物を送り返しちまう代物だ!あの鬼達を相手にするにゃ最適だぜ!?」
刹那「な…なるほど、しかし…」
カモ「兄貴!!姐さんへの魔力供給を、防御とかの最低限に節約して、最大何分まで伸ばせると思う?」
ネギ「う…術式が難しいけど、5分…いや10分…ううん、15分はがんばれる!でもっ…」
カモ「15分か…、短いが仕方ねぇ、手を打とう」
刹那「…そう上手くいくでしょうか?」
カモ「分の悪い賭けだけどな…、穴だらけだし。だが他に代案があるか?」
刹那「……わかりました、それでいきましょう」
カモ「よし、そうとなったらアレもやっとこうぜ!ズバッとブチュッとよぉ」
明日「アレって?…まさか」
カモ「キッスだよ、キス。仮契約!!」
ネギ達「えええっ!?」
カモ「緊急事態だ!!手札は多い方がいいだろうがよぉ!!」
ネギ、刹那「は、はいっ!!」
カカカッ。カモはノリノリで魔方陣を書いていく。
カモ「急げ!!障壁が解けるぞ」
ネギ、刹那「は、はいっ」
刹那「す…すいません、ネギ先生…」
ネギ「いえ…あの、こちらこそ…」
そして…
刹那「い、いきますっ」
ネギ「は、はいっ」
2人のキスが始まると、足下の魔方陣が光出した。仮契約成立だ。
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