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副管理人:鋼鉄黒龍の小説『ネギま!special』
修学旅行前夜
第9話:修学旅行前夜

黒龍「あれがいるな。あ、これもだ。しおりにあるものはもっかないといけないからな。まぁ、多少省いても問題ないだろうけどね。キャンプの時のようにはいかないな。あ、菓子買いに行かないとな。あんま要らんけど、みんなも持ってくるだろうしな。」

そういいながらもくもくと修学旅行の支度をしている。

コンコン

時間はもう9時。しかし、扉からノック音がした。

黒龍「はいはいっと。」

そう言って、黒龍はテントの扉を開ける。その場には、ネギと明日菜と木乃香が立っていた。

ネギ「あ、お邪魔でしたか?」

ネギはちょっとお詫び感じで話しかけた。

黒龍「別に、構いませんが、何のようですか?」

そういいながら4人分のコーヒーを用意する。

ネギ「いえ、一人で準備するのは大変ですし、まだこちらに来て間もないので、お手伝いしようかと思いまして。」

明日菜「それに、今日、わざわざ誕生日のプレゼントまで用意してくれちゃって。そのお礼。」

そう。今日は明日菜の15歳の誕生日である。それを今日知った黒龍は放課後、明日菜にプレゼントを買ってわたしたのである。日々お世話になってるお礼もかねて。

木乃香「ウチも何か手伝うことあるかなっておもてん。」

そういいながら、にっこり笑う。

黒龍「ありがとうございます。でも、ほとんど終わっているのでとくには何も・・・。」

4人は椅子に座ってそれぞれコーヒーを飲む。

黒龍「そういえば、ネギ先生は、カマンベールは連れて行くんですか?」

ネギ「カマンベール?あ、カモ君ですか?とりあえずは連れて行く予定ですが・・・。」

黒龍のカモに対するニックネームとなったのか、もはやすっかり間違えている。カマンベールとはもちろんカモミールのことである。ネギも、最初は分からなかったが、なんとなく分かった。

黒龍「そういえば、まだ菓子を買いに行ってませんので、一緒にコンビにでも行きますか?」

黒龍は、菓子を買いに行くのを忘れていて、何なら一緒にいこうかと誘う。まぁ、待たせていても悪いし一人で行くのもつまらないし、後回しにすると、完全に忘れそうだからである。

ネギ「いいですよ。皆さんで一緒に行きましょう。」

そう言ってみんなで買い物に行った。黒龍が買ったのは、うまい棒20本にポテトチップス2本である。

黒龍「そういえば、先生たちは準備のほうは・・・?」

コンビニから寮に戻る途中、黒龍はふと疑問に思った。

ネギ「はい。もう、昨日には済ませてあります。」

明日菜「私はあと少しだけ残ってるな・・・。」

木乃香「ウチはもう準備は済ましたえ。」

この様子だと、明日菜以外は終わっているようである。


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