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副管理人:鋼鉄黒龍の小説『ネギま!special』
日曜日
第8話:日曜日

修学旅行二日前。この日は黒龍は一人で修学旅行のための買出しに来ていた。とはいっても、あまり買うものはなく。ほとんどがいろんな店をぷらぷらしていただけである。

黒龍「修学旅行・・・か・・・。まぁ、毎年あっても困る訳だけど、小学校以来だな。まさか、小学校のときと同じ場所に行くことになるとは思わなかったが、自由時間があるからいろんな所に行くことが出来るな。」

そういいながら歩いている黒龍は、ふっとあることを思い出した。

黒龍「京都・・・か・・・。そういえば、小学校の修学旅行の時には会えんかったけど、あいつ、元気にしているかな・・・。今度、ちょっと顔を出しに行ってみるか。」

黒龍が、いろいろと考え事をしながら歩いていると、目の前を学園長が歩いていた。

黒龍「学園長。どうしたんですかこんなところで。」

とりあえず、黒龍は、話してみることにした。

学園長「おお、鋼鉄君。探しておったぞ。」

学園長はどうやら、黒龍を探していたらしい。どうやら今日、あえなかったら、明日、学園長室へ呼び出す予定だったらしい。

学園長「ちょっと、おぬしに用事があってのう。立ち話もなんじゃ。もうすぐ昼じゃし、昼食でも一緒にどうじゃ。」

そう言って、近くの蕎麦屋に入って座席室にいった。学園長はざるそば1人前。黒龍は3人前を頼んだ。

黒龍「それで、話というのは?」

黒龍は早速聞き出した。

学園長「実は、修学旅行の自由時間、極秘裏に、関西呪術協会の総本山へ行ってもらいたいんじゃ。西とは昔から中が悪いんじゃが、わしとしてももうけんかはやめたい。それでネギ君を西へ特使としていってもらうことにしたんじゃ。しかし、道中相手方の妨害も考えられる。そこで、極秘裏に影からネギ君のサポートをしてほしいんじゃ。」

学園長が話し終わる頃、ちょうどそばが来た。二人はそばを食べながら、また話し始める。

黒龍「つまりこっそりネギ先生の手助けをしながら、総本山へ向かってほしい・・・と。」

学園長「そういうことじゃ。」

黒龍の言葉に学園長が頷く。しかし、その答えは、学園長の期待とは裏腹のものだった。

黒龍「お断りします。俺には俺の事情というものがあります。引き受けることは出来ません。」

学園長「なんじゃと。頼むそこを何とか。」

学園長も、必死にお願いする。

黒龍「新書を相手の長に渡すという任務は、ネギ先生の仕事であり、それは先生が、一人または、先生の信じるものたちとともにやることです。俺の出る幕はありません。」

学園長「そうか・・・。」

学園長も少し頭を悩ませる。しかし・・・

黒龍「ただ、俺も関西呪術協会に用事はあります。新書は別としても、仲違いの解消には極力協力しましょう。」

そういい終わると、残りのそばを全て平らげた。

学園長「わかった。話はこれだけじゃ。引き止めて悪かったのう。」

黒龍「いえいえ。それでは、俺はこれで。」

そういうと、黒龍は、立ち上がり靴を履いた。そして立ち止まり、

黒龍「あ、学園長。」

学園長「なんじゃ?鋼鉄君」

黒龍が学園長に話しかける。

黒龍「ご馳走様でした。お会計、お願いしますね。」

そういいながら、歩いていった。学園長は、しぶしぶうなずいた。

黒龍「それから、先ほどのお話ですが、新書を渡した後なら、相手方と揉め事になった場合、ネギ先生に協力することは構いませんから。気が向いてたら。」

そう言って、黒龍は店をあとにした。


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