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副管理人:鋼鉄黒龍の小説『ネギま!special』
大停電
第5話:大停電

転向してきてから一週間、屋上に家を設営し、今はそこに住んでいる。

ザワザワ

コンビニの前でたくさんの人だかりが出来ている。よく見るとクラスの人間もいっぱい居る。

黒龍「なんだ?この人だかりは・・・。どうしたんですか?」

亜子「鋼鉄君か。今日、夜8時から12時までこの辺いったい停電するんよ。年に2回のメンテが今日あるんや。鋼鉄君も買わんと。」

そう言って亜子が黒龍にろうそくと電池を渡す。

黒龍「あ、俺、ガスランタンだから大丈夫だよ。発電機もとりあえず持ってるから、何とかなると思うし。でも、まぁ、とりあえず買っておくか。何が起こるかわからんしね。」

黒龍は言い返す。しかし、とりあえず、ろうそく1セットと、乾電池8本を買った。

黒龍「そういえば、この辺にガソリンスタンドあるかな?ちょうど、燃料尽きちゃって買いにいきたいんだよね。」

黒龍の手には、20リットル缶がある。

亜子「ウチ、案内するわ。」

亜子がそう返事する。

黒龍「え、でも、和泉さんの方の予定が・・・」

黒龍は、迷惑をかけては悪いと遠慮して断っている。

亜子「大丈夫や。ウチ、この後なんも用事入ってへんから。こっちや。」

この辺の地理に詳しくない黒龍は、お言葉に甘えて案内してもらったほうがいいと思いついていくことにした。

亜子「そういえば、鋼鉄君、屋上にテント張ってそこで住んでいるんやってね。大変やない?」

黒龍「少しは大変ですけど、慣れてしまえば、どって事ないですよ。キャンプはよくやってましたしね。」

亜子の言葉に返事をする黒龍。そんな間に、ガソリンスタンドに着き、燃料を満タンにした。その日の夜・・・

放送部『−こちらは放送部です・・・・これより学園内は停電となります学園生徒の皆さんは極力外出を控えるようにしてくださ・・ザザッ・・』

時刻は8時になった。学園内の電気は全て消えた。ある一箇所を除いて。

風香「うわー停電始まったー」

史伽「ううっ遊びに出たいよー」

楓「こーゆー夜はお化けが出るでござるよ〜〜」

風香と史伽は、ワクワクウズウズしている

明日菜「・・・・なんか不気味な空ねー」

木乃香「そやなー」

明日菜「じゃ、寝るね木乃香」

木乃香「うん おやすみ明日菜ー」

明日菜は寝て、木乃香も何かを始めた。

そして・・・

茶々丸「封印結界への電力停止。予備システムハッキング開始・・成功しました。全て順調・・・・これでマスターの魔力は戻ります・・・・」

ヴァンパイア、エヴァが活動を開始した。それから数分後・・・女子寮で強い魔力を感じ取ったものがいた。

黒龍「何だこの強い魔力は・・・?」

黒龍であった。そして黒龍は3−Aの話を思い出したかのように空を見上げた。空には満月の月が明るく輝いていた。

黒龍「満月か・・・。吸血鬼が行動を開始したということか・・・。」

そして、黒龍は赤外線双眼鏡を手にし周りを見始めた。そしてその後ろには、駆動中の発電機と明かりの点いた家があった。

双眼鏡で見つけたネギの姿と吸血鬼を見つけ、吸血鬼の正体が、エヴァンジェリンと判明するのに、時間はかからなかった。


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