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 遠距離恋愛(完結)  <性奴隷・奈緒>



土曜日の朝…



東京駅で初めて奈緒との待ち合わせ。



純弥は人混みで溢れる東京駅の改札口の隣で奈緒に電話した。



「10番っていう改札口にいるんやけど…人が多過ぎるし、広くてわけがわからん…迎えに来て?」



「わかったよ!10番だね?すぐに行くから待ってて?」



純弥は携帯をポケットに閉まって、奈緒を待った。



人が通る度に写真でしか知らない奈緒を、探していた。


この子だったらいいなぁ?


この子やったら嫌やなぁ?



そんな事を思いながら人混みを眺めていると…



キョロキョロと人を探している制服姿の少女を発見した。



紺色のブレザーに赤いタータンチェックのミニスカートの子がその場に立ち止まって、携帯を取り出す。




(純弥君ってどの人だろ…?)




「もしもし…着いたよ…?どこにいるの?」


かなり緊張しているのか声が小さくてあまり聞き取れない。



そんな奈緒の背後からトントン♪と肩を叩く。



「奈緒?」



振り向いた奈緒はビクッと驚くと俯いてしまう。



「うん…奈緒だよ…」


「奈緒って写真より可愛いやん!」



笑顔で話す純弥の顔を俯いたまま、チラチラと見上げる奈緒は小さな声で話す。



「純弥君も…かっこいいじゃん…」



こうして、初めての対面を済ませた二人は、恋人のように指を絡ませて手を繋いで東京駅を出た。




約束していた東京タワーの展望台に行って、奈緒が通う学校を眺めたり…



原宿通りで昼食したり、服を見て歩いたり
ゲームセンターにカラオケ。



夕方には、海に行って…


誰もいない砂浜で寄り添って座って海を眺めていた。



純弥が奈緒の肩にそっと手を回すと…



奈緒は純弥に体を預けて呟いた。



「奈緒ね…今、すごく幸せだょ…」



純弥は奈緒の顔を覗き混んで笑顔で答える。


「俺も幸せやで…?」


奈緒は手をモジモジとしながら俯いていた。


この展開はキスするんだぁ!

やだ…恥ずかしいょ…
どうしょ…



俯いている奈緒の顔が真っ赤になってしまう。



「奈緒…?こっち向いて…?」



いつになく真顔の純弥の顔をチラッと見上げて頷くと、目を閉じて純弥の方に顔を向けた。





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あきゅろす。
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