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 遠距離恋愛(完結)  <性奴隷・奈緒>




次の日の朝…



純弥が目を覚ますと、メールが届いていた。



奈緒からだ。



(おっはよう!純弥さんはどこに住んでるんですかぁ?)



眠い目を擦りながら、気のない返事を返す。


(大阪)



すると、奈緒からすぐに返事が返ってくる。


(大阪ですか?私は関西弁が好きやねん!笑)



覚えたてのような関西弁のメールを見て、クスッと笑う。



(関東の人は関西弁を使わんといて!上手く発音出来ないくせに!笑)



そんなメールを見た奈緒は意地になって、関西弁でメールを送ってくる。



(何を言うてまんねん!関西弁の発音は最高に上手く言えまっせ!笑)



のちに知ったが…


奈緒がテレビを見て覚えたらしい。


こんな関西弁を使う人はあまりいないので、冗談ぽく注意する。



(そんな関西弁は誰も使わへんで?アホちゃうか?)



(そうなの?ごめんなさい…)



素直に謝られると、何か悪い事をした気がしてくる。



(ごめん…怒ってないよ?奈緒ちゃんが関西弁を本当に上手く言えるんやったら…
今日の夜に電話で話してみる?)



(うん[ハート])




初めは奈緒の事を、お笑いの好きな変な子だと正直思っていた。



しかし純弥は、この(うん!と[ハート])の文字に心が揺れた。


男は素直で女の子らしい言葉使いの女に弱いのだろう。



「奈緒ちゃんって可愛いかも…」



そう呟いて、携帯を眺めながら笑みがこぼれてくる。




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