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True Love
伸二からの告白


伸二の家に着いて…



梨依は伸二の家を見て驚いた。


「うわ〜っ!おっき〜い!」


「そう?俺の父親って警察の幹部なんだ!俺も将来は警察になろうと思って、法律の勉強を少しずつしてるんだよ?」


「伸二先輩って頭がいいんですね?顔もかっこ…あっ!何でもないです!」


梨依は無意識に、伸二が格好いいと言いかけて苦笑いした。


(もう少し仲良くなったら好きって伝えるんだもん!今は気付かないで…お願い!)


しかし…
伸二はそれを聞き逃さなかった。


(やっぱり…この子も俺のファンなんだ?…名前知ってたのはそういう事か…)


伸二に寄って来るのは軽そうな女ばかりで、梨依のように純粋そうな子は初めてだった。

「どうぞ!入って?」

「おじゃましま〜す」

伸二は梨依をキッチンへ案内して、料理を作る梨依を椅子に座って眺めていた。


「こうしてさぁ…家に二人きりで、ご飯を作ってるのを待ってるのって新婚さんみたいじゃない?」


冗談っぽく笑う伸二。

二人きりという言葉に動揺して、顔を真っ赤にして慌てる。


「な…な…何を言ってるんですかっ?」


「アハハ♪そんなに慌てなくてもいいじゃん?梨依ちゃんみたいに可愛いお嫁さんがいたら嬉しいなぁ?なんて思っただけだよ!」


梨依は料理の手を止めて俯いて固まってしまった。


(今…伸二先輩が私の事…可愛いって言った?
私と一緒にいたら嬉しいって言った?)


しばらく固まっていると、伸二が背後からそっと抱き締める。


「俺…梨依ちゃんの事…好きだったんだ…」

「…わ…私も…」


(え〜っ!?いつから好きだったの!?私がテニス部で練習してる時に見てくれてたの?)


「テニスを一生懸命頑張ってる梨依ちゃんが可愛くて…ずっと好きだったんだ…付き合ってくれないかな?」


「は…はい…私の方こそ…お願いします…」



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あきゅろす。
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