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True Love
伸二との帰り道

梨依は部活も終わって、急いで服を着替えて校門へ走る。



門の前では伸二が退屈そうにしゃがみ込んでいた。


「伸二先輩!お待たせしました!」



「そんなに慌てなくてもよかったのに…俺が勝手に待ってるって言ったんだから…ごめんね…」

少し息を切らしている梨依に優しい声をかける伸二。



学校の帰り道は、

得意な科目は何?

○○先生は怖くない?
どんな歌手が好き?


などと、伸二が終始話を振ってくれる。


梨依は緊張して上手く話せずに、すぐに会話が途切れるが、伸二の隣にいるだけで十分幸せだった。


しばらくして、伸二がスーパーの前で立ち止まる。


「俺の家ってさぁ…親の帰りが夜遅いんだよね…。だからいつも弁当かインスタント食品を買って帰るんだ。ちょっと待っててくれる?」


「もし…よかったら…私が作りましょうか?」


梨依は母親にある程度料理を教わっていたので少しは自信があった。


「えっ?本当に?作ってくれるの?」


「はい!」


二人でスーパーに入って、買い物をする事になった。


「伸二先輩は何が食べたいですか?」


「う〜ん…カレーがいいかな?作れる?」


「はい!カレーなら作れますよ!」


梨依は大好きな人のために何かをしてあげるのが、すごく嬉しかった。


「サラダも作りますね!」



今までの緊張していた梨依とは別人のように手際よくカレーの材料を集める。


「伸二先輩!これで以上です!」


伸二がお金をレジで払って家に帰る

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あきゅろす。
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