短編+リク(00) 【或る一日3】*ハレ×子ニル ※「1&2」を先に読むことをお勧め致します 珍しくアレルヤより早く目覚めたハレルヤは、ぼんやりと目を開けた。 まだアレルヤは脳裏奥深くで覚醒していない。 ハレルヤが起き上がると何かが横でもぞもぞと動いた。 弾かれるように見ると……驚いたようにパッチリと開いた大きな目と、自分の片目が合う。 「はれるやっ」 小さくても御気楽なところは変わってないらしい。 ハレルヤはぎゅっと抱き着いてきた小さくなったロックオンを思い切り引き剥がした。 子供体温が纏わりついて気持ち悪い。 「……最悪」 一言、それでいてハッキリ聞こえる様に言うと一気にロックオンの表情が歪む。 「う…」 「泣いたら、わかってるだろうな」 低い声で脅すと、怯えてビクリと震えた。 「う…ぇっ」 「直ぐに泣くガキは一番嫌いだ」 「な、かないっ」 それを見て少しだけ気分が良くなったが、どちらにしても付き合う気はない。 「出てけよ」 ハレルヤはひょいっと肩にロックオンを担いだ。 *** 大人しくしているロックオンを担ぎながら廊下を歩いていると、前方からセツナが歩いてきた。 「ハレルヤ」 相変わらず無表情なセツナに、ハレルヤはロックオンを少し乱暴に押し付ける。 「ほらよ」 「ロックオン?」 セツナは目を丸くした。 「……以前より更に小さくなってるように見えるが」 「そうなんじゃねえの?」 確かに以前のときより更に年齢が下がっている。 そのせいか、いつものロックオンとは様子が違った。 「セツナ……っ」 「なんだ」 良く見ると、大きな瞳に涙を溜めている。 「……ロックオン?」 ロックオンはセツナを見ると、ふえっと泣きじゃくり始める。 「じゃあな」 そんなロックオンをほっといてハレルヤは自分の寝室へと足を向けた。 「はれるやぁ」 「…………」 トトッとロックオンはハレルヤを追い掛けるが、その間は離れるばかりだ。 「ううっ…はれるやぁ!」 「…………」 ベシ、と音がしてロックオンは廊下に倒れ込んだ。 気持ちに足がついていかず、転んだのだ。 「ふぇ……っ」 その時、ハレルヤが立ち止まって言った。 「泣いてるガキは嫌いだって言っただろうが」 ロックオンは真っ赤になった目をゴシゴシと擦ると、立ち上がる。 「泣いてないも……っ」 「……ああ、そうかよ」 スタスタと歩くハレルヤの歩みが、セツナにはさっきよりゆっくりに見える。 バタバタとハレルヤの後を追い掛けて行くロックオンを、セツナは溜息混じりに見送った。 *** ちゅ、と柔らかい熱が唇に触れる。 「あ……やぁ、ん」 ロックオンはふるふると震えながら足を開いていた。 ハレルヤはその足の間の小さなロックオンの性器を、ぎゅむぎゅむと摘む様に揉んだ。 「ああんっ」 ハレルヤはニヤリと笑うと意地悪く言う。 「小さくても反応するんだな」 「ひぁ…っ」 「一口で食えるな」 そう言うとハレルヤはロックオンをパクリと口に含む。 そしてそのまま甘く噛んだ。 「やぁああんっ」 性器全てを一度にされて、ロックオンはあまりの快感に被りを振る。 「はれるやぁっ」 まだ薄い精液をハレルヤは吸い上げた。 「あぁあんんっ!」 すると簡単にロックオンはイッてしまう。 「あ……ん、はれるや…」 トロリとした顔でロックオンはハレルヤを見た。 その表情にいつものロックオンを感じてハレルヤは笑う。 「覚悟しろよ?」 次の日、ベッドから起き上がれないロックオンとその横でオロオロするアレルヤがいた。 ------- 微裏(笑) [*前へ][次へ#] [戻る] |