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短編+リク(00)
50000キリリク・アイ様【家族ゲーム設定でライニル裏】*
「はあ……」



ニールは買い物袋を玄関先に置くと座り込んだ。
(んー……まだ体力が戻ってないなあ)
怪我をしたのは腕だったが、鈍っているのは身体全体だ。
これくらいのことで息切れがする。
「さてと、」
ニールは一息ついて立ち上がりかけたが、膝からガクリと力が抜けて廊下に倒れこんだ。
「うわっ?」
バターンと古典的な音が響く。


「いっ……た」


「ニール!?」
その激しい音を聞き付けて、ライルが慌てて走ってきた。
そして廊下でへたっているニールの顔を心配そうに覗き込む。
「大丈夫?」
「はは、」
ニールは苦笑いを浮かべると、差し出された手を握った。
「………転んだ」
「だから買い物なんか俺が行くって言ったのに」
「だってライルは直ぐに高いもん買ってくるから!しかも沢山っ!」
家計を預かる身としては危機を感じる。

「とにかく、おいで」
ライルは座り込んだままのニールの身体を抱き上げると、リビングのソファーへと座らせた。
「足、捻ったりしてない?」
「多分……」
ライルはニールのズボンの裾を捲ると足首を回したり押さえたりして確認する。
「うん、どこも捻ってないみたいだね」
その言葉にニールもほっとする。
腕が治ったのに足を怪我したら最悪だ。
「他に痛いところある?」
「んーちょっと膝が痛いだけ」
そう言ってニールは膝を擦る。
「ホントだ、赤くなってる」
更にズボンを捲ってライルが見ると、確かに膝が微かに擦りむけて赤くなっていた。

「でも大したことないから」
ニールは笑うとソファーから立ち上がろうとした。
それをライルが止める。

「消毒しとくね」

「え?」
そう言うと、ライルはねっとりとニールの膝に舌を這わせた。
「!?」
その感触にニールはビクンと震える。
「ひぁ………っ!」
「んー?」
くちゅ、と音がしてニールが真っ赤になりながら足元を見るとライルの赤い舌が見えた。
それだけで身体の中心に熱が集まる。
「ん……っ」
「感じちゃった?」
「ライルがっ!あ……っ、」
Hな舐め方するから、と言い返したいが言い返せない。
「あ、あぁ…ん」
「ニール……エロい声」
膝を舐めながら手は太股を撫で回す。
ニールはぎゅっと目を閉じて、ふるふると震えた。

「あ……んん」
太股を這うライルの手をニールは震える手で止める。
そして濡れた目でライルを見つめてから、おずおずと自分のズボンの前をゆっくりと降ろした。
「こっちも……っ」
既に下着はしっとりと濡れている。
それを見てライルは口の端を上げた。
「触ってほしいの?それとも、舐めてほしい?」
「…………っ」
ニールは真っ赤になると首を横に振った。
「選べない?」
コクコクと頷くニールにライルは微笑んでから、下着の端に指を入れてニールの勃ちあがりかけた性器を取り出した。
「もう……濡れてる」
そう言ってライルはそれを口に含む。

「ああ……んんっ!」

ヌルッとした温かさに包まれて、ニールは軽く達してしまう。
「ひ………っ」
無意識に腰を引いたニールを逃がさずに、ライルはジュルリと音をたてて更に性器を吸い上げた。
「ああぁんっ!」
とろとろと蜜が零れるたびにライルはわざとらしく、ちゅーちゅーと吸っては前歯で甘噛みをする。
「やあぁ……っ!」
襲いかかる快感の波にニールは喘いだ。
身体の奥が疼く。
すぐにでも達してしまいそうだった。

「あ、あ……らいるっ」
「ん?」
裏筋に舌を這わせながらライルはニールの最奥の蕾へと指を伸ばした。
「あ…………っ」
期待にニールの身体が痙攣する。
しかしライルは蕾の周りをカリカリと爪で引掻くだけだった。
その間もニールの性器を舌で巧みに攻め立てる。
「あ……やだぁ……っ」
ニールはぐったりとソファーへ身を埋めたまま涙を零す。
「ライル!も………っ!」
「なに?」
「中……っ、擦ってっ!」
身体の奥がライルを求めて収縮する。
「ライルの、ほし……いっ」
その言葉にライルは笑った。
「じゃあ、慣らさないとね」
そう言ってライルはニールの蕾に指を一本ゆっくりと入れる。
「う………っ」
ニールは目をきつく閉じて堪える。
「もう、柔らかくなってきてる」
「あぁ……んっ」
蜜を塗り付けるようにライルはニールの蕾をほぐす。
段々増える指に比例して濡れた音も激しくなってきた。
ぐちゅぐちゅとソファーに蜜が零れる。
「あ………ライルっ」
縋る様にライルのシャツを掴むと、ライルは優しくニールの頬を撫でた。
それからニールの腰を掴むと、一息吐いてから一気に腰を進めた。


「ひぁああっ!」


入れた瞬間にニールの尖端から蜜が吹き上がる。
「あ…あ……っ、あん!」
ヒクヒクと身体が何度も跳ねる。
「………っ」
体内の性器を締め付けるニールに、ライルは眉をしかめた。
桜色に染まった身体には白い蜜が飛び散っている。
「動くよ」
ライルは片手でニールの腰を、もう片手でニール自身を掴むと上下に動き始める。
「あ、待っ……あぁあっ!」
イッたばかりの敏感な身体は全身性感体のようで。
前を激しく擦られ、中を強く突き上げられる度に、ニールは蜜を零していた。
「あ、あ、あ!」
もう頭の中が真っ白で目の前がチカチカする。
「も……だめ……っ」
ニールは体内のライルをぎゅうっと締め付けた。
「……………っ」
ライルは思い切りニールの腰を打ち付けると、中に熱い精液を吹き付けた。


「ああぁ……んんっ!」


身体が濡れるのを感じながら、ニールの意識は遠のいていった。




***




「ごめん……」

結局、ニールは体力切れで動くことが出来なくなりライルによってベッドへと運ばれた。
流石にライルも病み上がり(?)のニールにやり過ぎたと凹む。
「………謝るなよ」
そんなライルにニールは苦笑した。
「気持ち良かった」
「ニール」


「またヤろうぜ」


そう笑ってニールはライルを引き寄せて頬にキスをした。





-------


※家族ゲームのニール怪我後の話になります←はじめに書けよ



アイ様>>>
この度はリクエスト有り難うございましたっ!
遅くなり申し訳ありません(汗)
少しでも楽しんでいただければ幸いです!
これからも宜しくお願い致します<(__*)>





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あきゅろす。
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