短編+リク(00) 淫魔ネタ(ハプニル)* この世界には光などまるで届かない場所がある。 俺はそれを物心ついたときから知っていた。 全裸で、両手足を鎖で繋がれ。 品定めをする脂ぎった男達を見ながら、自分の未来なんて考えることすら出来なかった。 生まれたときから、ろくに衣食住が与えられていない。 奴隷として生まれ、奴隷として死んでいくのだ。 「おいで」 ふいに伸ばされた手に、俺は顔を上げる。 すると、そこには若い青年が二人いた。 二人の顔はまるで鏡に映したかのようにそっくりで、俺は息をのむ。 他の奴等とは違う、綺麗な人達だった。 「これからは僕らが君のご主人様だ」 *** それが出会いの話。 俺は今、広いキッチンで朝ご飯を作っていた。 といっても、ご主人様達のものではない。 自分のものだ。 朝から食べるのには、少しヘビーなくらいの豪華な食事。 しかし、これはご主人様達からの命令なのだ。 「おはよう、ニール」 「…………」 爽やかな笑顔で起きてきたのはアレルヤ様。 無言で欠伸をしているのがハレルヤ様。 彼等が俺のご主人様だ。 「おはよう、ございます」 俺は火を止めるとご主人様達の元へと向かう。 アレルヤ様は笑って俺の頭を撫でると、テーブルに並んだ俺の朝ご飯を見た。 「美味しそうだね」 「あ、……」 すると、ニヤリと笑ってハレルヤ様が言った。 「俺達の血や骨になるんだからな、しっかり食えよ」 「………っ」 意味深な言葉に、俺の身体は一気に熱くなる。 「僕達の朝ご飯、先に貰って良い?」 アレルヤ様の言葉に、俺は頷く。 ご主人様の命令に俺は逆らえない。 「あ………」 ソファーに押し倒されると、片足を背もたれにかけられた。 自然と大きく開いた足の間に、アレルヤ様が座る。 「今日も、ミルクがいっぱいだね」 「………っ」 薄い生地の上から性器を揉まれると、直ぐにうっすらと染みが出来た。 きゅむきゅむと双球を揉まれて、俺は震える。 「ひぁああ、……あっ」 生理的な涙がソファーに零れ落ちた。 するとハレルヤ様が俺の口を割って、指を入れてくる。 「んん、んうっ」 俺は夢中になってそれを舐めた。 「良い子だ……」 ハレルヤ様に褒められて、俺は下半身を甘く濡らす。 「あ……んん」 褒められると嬉しい。 ご主人様達に買われるまで、褒められたことなんて一度もなかった。 「あ、あ、あっ」 じゅうじゅう、とアレルヤ様に音をたてて自身を強く吸われ、俺は目を見開く。 溜まった精液を強制的に吸われる感覚に目の前がチカチカする。 「ん……」 「ひ……っ」 搾り取られる度にガクガクと身体が痙攣した。 するといつの間にかハレルヤ様も俺の足元へと移動して、双球を擦り合わせる。 「ああぁ……んっ」 「今度は俺に寄越せ」 「ふぁ……」 トクトクと蜜が溢れる俺の性器に、ハレルヤ様がしゃぶりつく。 カリカリと軽く歯を立てて自身を甘噛みされると、あれだけアレルヤ様に吸われた蜜がまた溢れ出した。 「あああ……っ!」 死にそうなくらいの悦楽に気が狂いそうになる。 ご主人様達の体液には強い媚薬効果があるらしい。 その唾液や粘液は、微量でも凄い威力で。 それから、何も出なくなるまで二人同時に搾り取られて。 最後はいつも指一本動かすことが出来なくなるのだ。 そう。 俺のご主人様達は、インキュパスだったのだ。 人の精液で生きる化け物。 それでも。 優しくて、着るものも食べるものも、ふかふかなベッドも与えてくれる。 このご主人様達が、俺は大好きなのだ。 --------- 変な話ですいません; 3Pだしね← 吸血鬼話が書きたかったのですが、かなりの素敵サイトの管理人様達が書かれていると思いますので(汗) 血ではなく、精液で(爆) ちなみにハプ双子は20歳、ニールは15歳くらい設定です(笑) [*前へ][次へ#] [戻る] |