夏ホラー2007作品集
氷砂那「『殺人伽祭』」
◆氷砂那「『殺人伽祭』」
◆あらすじ
毎晩人を殺す夢を見る隼斗は夏祭りに自分の真実を知ることに……
◆キーワード・カテゴリ
殺人鬼 夢 藍色の着物
◆文字数
2601
◆出だし１５０文字
そこに迷いなんかない。
手にしたナイフを藍色の着物の少女に、俺は喉元に突き付けた。
俺はその光景をただ見下す。
そこに在るのは闇と少女だけだ。
少女の黒瞳に感情というものは必要ない。
ナイフの切っ先が少女の喉元に触れる、銀色のナイフは冷たく、月光が反射して輝いていた。
◆読者様へメッセージ
有りネタみたいな感じですが、まぁ喜んで頂ければ光栄です
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