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夏ホラー2007作品集
秋山京介「狂おしき夏の日」
◆秋山京介「狂おしき夏の日」


◆あらすじ
 夏が見え隠れしている某日、圭一は仕事の出張のため家族の妹と父親を残して家を出た。出張が終わり意気揚々と帰ってきたとき、運命は無情にも―――。

◆キーワード・カテゴリ
 霊、狂い、犯罪

◆文字数
7265文字

◆出だし150文字
 俺には妹がいる。
 八つも年下で、甘えん坊の寂しがり屋で怖がりで、霊感が強いと小さい頃から評判だった俺が脅かしたり、何かと俺が出掛けようとするとついてくる。そのくせそのことを指摘するとすぐに怒るけど、別に嫌じゃなかった。むしろそれが心地良かったのかもしれない。
 春が終わり夏の兆しが見え隠れした頃

◆読者様へメッセージ
 何気ない、ほのぼのした雰囲気がどんどんと壊れていく。そんなことをイメージしながら書いてみました。
最初はかなり明るい会話ですが、すぐに変わります。
お目を通していただけたら幸いです。


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あきゅろす。
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