恐怖コラム
☆熱帯・続報
噂・都市伝説「熱帯」を更新したところ、このように興味深い話をいただきました。情報を提供してくださったのは「匿名野郎」さんです。
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コラムの「熱帯」に出てくる虫ですが、似たような寄生虫が存在していたりします。
名を「芽殖孤虫」といいます。
芽を生やすようにして増殖するから芽殖、成虫が不明なので孤児の虫で孤虫という名前だそうで。
これまでに日本6例、台湾3例、アメリカ2例、カナダ、パラグアイ、ベネズエラ各1例の計14例が報告されているそうです。
なぜか日本が一番多い。内訳は3例が東京、2例が京都、残りの1例が熊本で、一番新しい例では1987年9月に東京都内の病院で患者さんが亡くなっているそうです。
ちなみに救命に成功した例は皆無。致死率100％です。
それでこれに寄生されたらどうなるかといいますと、とにかく体内で増えまくります。そして体内をひたすら移動移動。
寄生虫は、本来の宿主以外の体に入ってしまうと成虫になれません。そこで何とかしようと幼虫のまま体内をあちこち移動するというはた迷惑な行動を取ります。
これを幼虫移行症というそうです。皮膚の下を移動すればミミズ腫れや瘤、網膜にきたら失明、脳に行ったらもう大変、と症状もバリエーション豊か。
ちなみに幼虫移行症は芽殖孤虫に限った話ではないので注意しましょう。特に川魚を生で食べるのは危険です。あと豚肉を生で食べるのも避けた方が。
それで芽殖孤虫ですが、とにかく増えては移動、増えては移動で、骨を除く全ての組織に蔓延、結果多臓器不全で死に至ります。
治療法は確立されていません。薬物治療は効果なかったそうで。打てる手としては外科手術で一匹一匹取り出すしかないけど数が多すぎて無理無理とか。
予防法もさっぱりです。そもそも何処で何から感染したのかも不明。
とにかく気をつけましょう。何にって言われても困りますが。
長々と失礼しました。
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匿名野郎さん、興味深いお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。
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