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恐怖コラム
映画「グレムリン」
 情報提供・影乃兎チャモ

 茶色い毛で覆われていて目が大きく耳も大きい。猿に似ているけど猿でもない。そんなヌイグルミをみたことはないだろうか? それがコレ、「グレムリン」だ。

 正式にはモグワイという不思議な生物で、ギズモと名付けられた。本を読んだり車を運転できたり歌が好きだったりするキュートで賢いギズモだが、いくつかのルールをもって飼わなければならなかった。その中でもっとも守らなければならないことは水を与えないこと、そして深夜には餌をあげないことだ。
 なんと水につけるとギズモの体から卵が吐き出され、新たなモグワイが生まれるのだ。そればかりではなく、餌をあげることによりサナギになる。そしてついには悪魔の化身となるのだ。

 この悪魔の化身、「グレムリン」はとにかく残虐で、人を殺すことを厭わない。イタズラの延長として人を殺しまくる。それに対抗して人もグレムリンを殺しまくるわけだが、その様がとにかくコミカル。
 グレムリンたちは酒や遊びが大好きで、ギズモをダーツの的にしたり、意地悪なお婆さんを椅子ごと吹き飛ばしたりやりたい放題。対する人も、グレムリンをミキサーで刻むわガス爆発で皆殺しにするわ、やりたい放題。とことんキュートなギズモも加わり、まるでカーニバル。

 よくよく観ればかなり恐ろしいことをしているのにやることなすことブラックユーモアがきいているわむちゃくちゃだわで、どうにもクスクス笑えてしまう。まさにホラーコメディの名を冠するにふさわしい作品だ。

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あきゅろす。
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