恐怖コラム サンヒャン・ドゥダリ 情報提供・影乃兎チャモ バリに伝わる呪術。名前の中のヒャンは神、ドゥダリとは天女のこと。 天女の格好をさせた思春期前の処女たちが登場する。彼女たちは花のような装飾がついた金色のかんむりに、白いローブを腰に巻いている。日本の天女とはかなり違うスタイルだ。 少女たちに依り代である人形・ブランムンドマム(熱に浮かされた月という意味)を使わせ、カジャクレオン(満月と新月のこと)のお告げをもたらす。 少女たちが猟奇的な歌を唄うと、なんとブランムンドマムが踊りだすのだ。その様から、バリのこっくりさんと呼ばれている。 ちなみに歌はこんな感じ。 月の光に咲く花なぁに? つまんで見上げりゃ 真っ赤なお池 耳なし 鼻なし 口もなし ころころ転がる 目玉にパクリ 今でもバリで踊られている伝統的な呪術だ。 [前へ][次へ] [戻る] |