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恐怖コラム
戦友
その兵士は南方戦線のさなか敗走中であった。真夜中のジャングルで左右への分かれ道にさしかかった。
どちらかわからず困っていたところに、戦友がどこからともなく現われた。彼は道を知っているのか、右を指さした。
一緒に逃げよう。そう誘うと、戦友は首を横に振り、雑木林へと消えていった。
命からがら基地までたどり着いた後、戦友の行方を聞いた。彼は、数日前に戦死していた。
情報提供・影之兎チャモ
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