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歩いて数十分ぐらいだろうか、お洒落なお店に入った。服は私が居た時代と変わらない服もあり、電子型の鏡で自分を写せば試着が出来たように写された。
必要な服だけ買い(ライトからお金を貰いました)
後は日用品やら。
何とか買い物をすませ、スイーツを食べに店に入る。
ガラスで作られた個室の席に座ると、ユリアスは機械の画面に注文を打ち込む。
「ゴメンね、荷物持たせて」
「女の子に荷物持たせれないよ」
ニッコリ笑うユリアス。
セクハラするが、それを抜かせば紳士だよね。女の子の扱いに馴れてるし。
「ありがと」
お礼を言えば、頼んだスイーツが机から出てきた。
カラフルな色の一口サイズのハート型がシャンパングラスに山盛り入っている。
スプーンでよそって一口食べると。不思議な感触。
餅見たいに弾力があるのに、三・四回噛めば弾けて液体が流れ込む。
新鮮なフルーツを食べている見たいで甘くて癖になる感触で美味しいのだ。
「これ、美味しいね!何て言うデザート?」
「フルメルティー。今流行りのスイーツだよ」
「へー!」
「ねえ、葵は何処から来たの?」
「へ?」
「歩く度に驚いているからさ」
苦笑いをしているが、確かに珍しさに辺りを見渡し、ユリアスに聞いて買い物していたからなぁ。
思い出すと、私まで苦笑いをしてしまった。
「うーん……」
言っていいのかな。
「待って、言いにくいなら船に戻ってからにしよ」
「いや、別に言えるけど……だって防弾ガラスで外には会話漏れないんでしょ?」
ガラスを見て、ユリアスに聞いた。犯罪防止の為に一つ一つに防弾ガラスを付けているらしい。だから会話は外には盛れないとか。
ユリアスは何やら小型のノートをとりだし打ち込んで私に見せた。
「ごめん、読めない」
「外に出よっか。とりあえず船に戻ろう」
またもや機械をいじり、お金を入れる。
お釣りが戻ると、閉まっていたガラスのドアが開いた。
確かに犯罪は無さそうな、仕組みだよね。
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