・・・・・・
「ごちそうさまでした」
「ああ」
トレーを持ち運び片付け、食堂から出た。
って、
「何で、着いてくるの」
「お、俺も部屋がアッチだからだ!」
「……ソーデスカ」
お互い無言。
いや、だけど……。
「横で歩けば?」
「お前がそうして欲しいならしてやる」
「うん、そうして」
しょうがない奴だなっと嬉しそうに言うが
ストーカーされている気分だから
と付け加えるのはやめておこう。
「ねえ、もう仕事はいいの?」
一緒に来ちゃってるけど、大丈夫なの?
「交代制だからな、今日はこれで終わりだ」
「ふーん、お疲れ様」
「……」
「どーしたの?」
顔を赤くしちゃって。
「いや、その……。女に、お疲れ様って言われるのも悪く……ないな、と」
しどろもどろだが、照れながら言う姿に
ちょっと可愛い所あるんだなっと感心してしまった。
でも
「悲しいね」
「べべ別に悲しい訳ではない!!何ヵ月も船に入ればだなッ―――」
口は災いのもと……。
帰り道、ずっとグチグチと怒鳴られました(ゲンナリ)
ユリアスじゃなくても、誰でも怒鳴るんだね。
先に私の方が部屋に着いたらしく、ルブルクと別れた。
「明日から何の仕事するんだろ……」
もう、寝よう。
明日、ライトに聞けばいいか。
リオ君から貰った服を着替え布団に潜り込み寝に入った。
―――――
―――
―
………今何時だろ。
やけに胸が押し付けられてる感覚。
まだ、眠いが目を開けて胸辺りを見ると…
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