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Welcome
Good night




部屋割りが決まってみんないっせいにお風呂に入ってイモジャー姿の戦国武将さん達。
私は客人におかまいなく、ドラマをみていた。
何故か知らないけれど全員集合してテレビの前に大集合。

真田さんが大きなあくびをしたところで猿飛さんは真田さんを立たせた。


「それじゃ、旦那が眠そうだからお先に失礼するぜー。」

「…む、某、まだどらまが…。」

「あくび、したでしょー?」

「…む、あれは!」


なんだか猿飛さんお母さんだなあ、やっぱり。
真田さんは大型犬ぽいけれど。(失礼)

それをみていた片倉さんはいい機会だ、といわんばかりに伊達さんにはなしかけた。


「では政宗様、こちらも寝床に就きましょう。」

「What's!今からいいとこだろうが!」

「寝ますよ。」

「ちっ。」


反抗期の男子中学生とそれに屈しないお父さん…?
寝ますよ、の時の片倉さんものすごくこわかった。(冷や汗が出ました。)


伊達さんはこちらにふりかえりひとことおやすみのお言葉をのたまった。


「Honey,Good night!」

『え、は、ハニー!?…Good night、darling?』

「Well done!」



そんな、よく出来ましたって…。
私の髪の毛を人房つかんでそのままキスしてからリビングをでていった。


『…。あ、片倉さんおやすみなさい…。』



片倉さんもこちらをちらりと向いておやすみ、と一言つぶやいてからお待ちください政宗様、と照れ隠しのように小走りで言ってしまった。

残された私はのこりの方々の視線をうけつつ唖然としながら真っ赤になっていたわけで…。



「ほらほら、旦那ももう寝る!」

「佐助、伊達軍ではあのような破廉恥な行為が毎晩…?」

「旦那、多分、違うと思うよ。むしろ竜の旦那がおかしいんだと俺様は思うけど。」



唖然としていたのは真田さんも同じだったようです。
猿飛さんは若干呆れながら真田さんを引っ張っていく。



「じゃ、名前ちゃん。おやすみ!」

『おやすみなさい…。』

「名前、殿、お、おやすみ、でござる!」

『はい、おやすみなさい。』



伊達さんが気障過ぎるのか。うんうん。よくわかりました。

続いてちょーそかべ?さんと毛利さんと竹中さんと前田さんもおやすみ、と口々にいってふらふらと部屋へもどっていった。

今私は風魔さんと二人でドラマのクライマックスをみている。
風魔さん、寡黙なひとだから結構気まずいんだよなあ…。

時計の針が動く音とドラマの音声しかしない。
ドラマの二人は誤解がとれて両思いになった。
ん?なんかキスシーンにいく予感?
「はなこ、あいしてる」「たろうさん!」あ、花子も太郎もよかったねー。
「はなこ、きす、してもいいかな?」「た、たろうさんっ、も、もちろん」ちょっ。

ちらりと風魔さんをみてみると前髪で隠れていて表情が読めない。
心なしか耳が赤くなってる気が…



『ふ、風魔さん、そ、そろそろねましょうか…?』

「…。」肯定

『あは、あはは、じゃ、テレビ消します…。』

「…。」

『…。』

「…。」













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あきゅろす。
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