Welcome
Self introduction
「「「「うめー!!!!」」」」
「食えないこともない。」
「うん、おいしいね。」
「…。」
「これおいしい。」
「トマト…南蛮からとりよせよう…。」
「Yumy!」
なんかみんな異文化交流が成功したみたいでよかった…。
なんかものすごい勢いで口の周りが汚くなってる人もいれば佳麗にナイフとフォークを使いこないしている人もいれば無言で黙々と食べる人まで…すごい個性的だと思う。
私がまだ半分も食べ終わってないのにみんな食べ終わった感じでじーっとこちらをみている。
『あ、あう、な、そ、そんなみられたら食べづらいんですが…』
「あーごめんね、名前ちゃん。」
「名前ちゃん?」
「旦那、この子の名前名前ちゃん。」
「そうであったか!某は真田幸村にござる!」
『あう、遅れました、苗字名前です。』
食べている間は話しかけないでほしいんだけど…。
『えっと、おかわり、少しなら残ってますよ…?』
「Really!!?」
「誠でござるか!」
「俺おかわり!」
「俺も!」
『あー4人分くらいならあると思います。』
「俺様が盛ってあげるよ。名前ちゃんはゆっくり食べてて。」
『あ、すみません!』
流石、忍ですね…。なんというか順応力が半端ではないと思います。
おかわりにいった人たち、あれでもまだ足りないのかぁ……。
お変わりに行かなかった人たちはなんか頭脳派な感じの方々ばっかりだ…き、気まずい!
なんとか私も食べ終わったけど…気まずい。
「我は毛利元就、日輪の申し子なり。」
『…へ?』
「覚えておくが良い。あの変なそばは美味であった。礼を言う。」
「毛利くんが礼を言うなんてめずらしいね。」
「黙れ。」
「怖いね。あぁ、僕は竹中半兵衛だよ。よろしくね、名前くん。」
『よろしくおねがいします。』
前田さんに伊達さんに片倉さんに猿飛さんに真田さん、毛利さんに竹中さん。
銀髪の眼帯のお兄さんとさっきから一言も話さない赤い髪のお兄さんにもお名前聞こう。
「…。」
『あの、お名前お伺いしてもよろしいですか?』
「…。」
『ふわぁっ、あ、手…?』
突然手を掴まれてちょっとびっくりしたけど手に名前を書いてくれるらしい。
もしかしてしゃべれないのかな?
『風?魔?かぜまさん?』
「…。」ふるふる
『かざまさん?』
「…。」ふるふる
『ふうまさん?』
「…。」こくこく
『小?太?郎?こたろうさん?』
「…。」こくこく
風魔小太郎さんか…風魔?武将ではきいたことないな…。
「伝説の忍びが簡単に名前を明かしてもいいのかい?」
「風魔と申すのか、貴様。」
『伝説?』
「そうさ、彼の姿をみたものはいないっていう噂があってね。」
「北条のじじいに手が出せぬのだ。」
「俺も初めてみたぜ。」
うわあ、超大物じゃないですか…!
ていうかさっきから超弩級に有名な武将さんたちばかりだし!
『あ、お変わり部隊帰ってきましたね。』
「名前、あの白髪頭の馬鹿が長曾我部元親ぞ。」
『ちょ、ちょうそ?』
「あ?俺か?鬼が島の鬼こと長曾我部元親よ!」
『お、鬼が島?』
「…名前、きにするでない。」
『え、あ、はい。』
とりあえず、自己紹介はすみました。
(おい、俺だけひどい扱いじゃねえか!)
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