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昼食場であるホールに足を踏み入れた3人はその瞬間からただならぬ殺気を全身に受けた。



理御はちらちらと目を移して來斗を探す。



彼が居たのは窓際のテーブル。日吉と滝も一緒で席はあと4つ空いている。




「來斗」


「ああ、理御たちか。席は確保しておいてやるから早くメシとってこい」



來斗は手をひらひらと振って昼食を取ってくるように促す。


3人は了解して列を成している部員たちの最後尾に並んだ。


































「お待たせしました」


席に座って手を合わせる。周りよりも一足遅れた食べ始めになった。





「午前の練習はどうでした?」


ヱリカが隣に座る日吉に質問を投げかける。



「俺達はいい具合だったと思う。でも他の奴等がな・・・」



「うん、遊んでる感じだったよね」



視線を落とした日吉に続いて答えたのは滝。



彼らが言うには中でも氷帝の連中は最悪と言っていい様子だったようだ。


小鳥遊に感けてコートの隅に集まっていただけでラケットもまともに握っていなかったらしい。



それと同様に青学と立海も怠けて小鳥遊の周りに居た。四天宝寺と比嘉はきちんと学校ごとに練習を進めていたそうだ。



六角は・・・?





「ねえ、六角はどうだったの?」


奏が不思議に思って口に出す。



それに答えるように困った顔をした日吉と滝。



「・・・六角、は」



「・・・・・・・・・あれ、見て」




滝の指差す方向には小鳥遊を囲む葵剣太郎と佐伯虎次郎、黒羽春風の姿。





「六角の一部ね」



ちらりと違うところに視線を向ける奏。



一つのテーブルを囲んで無表情無言で食事をしている木更津亮、天根ヒカルの姿。



無表情であるが、2人の顔にはやはり寂しさと絶望が浮かんでいるように見える。





「信っじられません!!仲間まで見捨てたんですかあの学校は!!」



ヱリカがガタンと椅子の音を立てて立ち上がった。


周りの目も一気に彼女に向けられるわけで。




「うるせえな古戸、なんだよ」



「六角の皆さんなんでバラバラなんです!?」



「あいつらは美鈴を嘘吐き呼ばわりしたんだよ!!」




そこで小鳥遊の泣きまねが入る。展開的にベタすぎるだろう。



「ヒカルくんも亮くんも、なんで美鈴のこと信じてくれないのぉ・・・ッ?」


しかし話を振られた当の本人たちは彼女に目もくれず食事を続ける。









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あきゅろす。
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