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学校集合時間6時半。



いつもと変わらない時間に理御は起きた。



隣を見ればまだ寝息を立てている奏。



体を軽く揺すって起こす。



「起きてください、奏」


「・・・・・・あ、・・・おはよう」



ゆっくりと上半身を起こした奏は、眠そうに目をごしごしと擦る。


理御が次に向かったのは隣部屋。


來斗の寝ている個室だ。




躊躇無く扉を開くと予想通り、彼はまだ布団に包まり横になっていた。


理御は部屋に足を踏み入れると閉まっているカーテンをシャッと開ける。


眩しい朝日が來斗の体を照らす。


彼は唸ると日光とは反対側に寝返りをうった。



「起きてください來斗、お尻を抓りますよ?」


來斗の耳元で怪しく囁く。


一瞬で來斗は飛び起きた。



「・・・朝からやめろよ」


「貴方が早く起きればいいだけの話です。


ほら支度してください」



ジャージを押し付け部屋を出て行く理御はまるで母親だった。


來斗は寝癖のついた髪をがしがしと掻くと布団から出る。


























「奏、朝ご飯は何がいいですか」



「・・・なんでも」



着替えを済ませた奏は台所へ向かい、朝食作りの手伝いをする。



理御が卵を焼き始めたので、彼女は野菜を取り出して洗う。




















朝食の準備がすべて整った頃、來斗が部屋から出てきた。



食卓を囲んでご飯にありつく。





これを食べたら出発だ。





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あきゅろす。
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