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小説

緑。
桜が地理、葉桜が散った。

そして新緑。
美しい緑が、何か始まる予感を奮い立たせるんだ。


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いつものように見舞いに来ていた君。

部活は?

と聞くと君は笑って

真田:気にするな

と答えたね。


幸村:ねぇ、真田〜・・・喉渇いた・・・。

真田:あ、あぁ。水でいいのか?
  
幸村:うん、助かるよ。
   あぁ〜なんかね、そろそろリハビリ出来るんだって。

真田:ほ、本当か!!

幸村:うん^^
   
真田:俺は、俺たちはお前が帰ってくるのを待つ!
   ただ待つから、だから絶対帰って来い。
   お前にしか出来ないんだ、あそこの部長は。

幸村:うん^^

真田:あ、っと・・・そのリハビリっていつからなんだ?

幸村:そうだな〜週明けかもね^^

真田:よし、リハビリには時間が許す限り一緒にいるからな。

幸村:え、あぁでも真田のテニスの練習じか・・・

真田:気にするな。
   俺はお前に出来ることはしたいんだ。

幸村:うん・・・。


正直、あの時はテニスをなめてるのかと思った。
だって、練習しないものがうまくなるわけ無いから。
まぁ、その考えはそのずーっと後の柳の言葉で恥と消えるんだけどね。


真田、お前は何でそんなに俺に構うの?
ウザイくらいに。

真田、俺はもうダメかも知れないんだよ?
piayrとして。


俺はお前に聞いたことがあったよね。

--どうしてそんなに俺に構うの?

と。
そのときのお前の答え、

--お前を信じて、信頼してるから

笑いながら言った顔は心に深く刺さった、良い意味で。

その顔に触れたかった。
手のぬくもりを感じたかった。
抱きしめてほしかったし、さすってほしかった。


あのときの俺はたぶん自分が可愛くて、自身のことばっかで、
きっと本当の意味でお前を気にかけてなかったんだ。

だから、本当の思いにも何にも大切なことにも気づけなかった。


あれから数日後の「事」と「やなぎの言葉」が無ければ、
このまま闇のベールに隠れていたことが山ほどあった。


わけのわからない思いが募ってゆく

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あきゅろす。
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