それが恋だから
こいつも変なのかA
説教が……?
「例えば、俺とか?」
キタ――\(゚∀゚)/――!!
…じゃなく、オチでしたか!
「あははは、ありえねー!なんでやねん!…いっでぇー!!」
ツッコんで笑い飛ばしたら、頭をスパーンと綺麗に叩き返された。
…なんで?
俺、なんか間違った!?
「ああああもう!」
派手な音の割に大して痛くもない頭を押さえて悶えていると、突然隣の席から叫び声が上がる。
「どうした!?めぐ」
「世の中の半分は女だってのに、なんで狭い範囲の男同士でデキ上がろうとすんの!?」
これまた俺の仲の良い友達の濱元めぐみが、勿体ない、勿体ないと呪いのように呟きながら、恨めしそうに睨みつけてきた。
「え?いや、ただの冗…」
「そらまー、時代の流れ?今の世の中ロクな女がいないからだろ。悔しかったらいい女になれよ」
彼女の途切れないタラシのくせに…。
そのうち天罰下るぞ!
「なにおー!?」
めぐは顔を赤くして怒り出し、両者は臨戦態勢に入った。
バスケ部のエースと女子柔道部の猛者、どっちが強いんだろう…?とか考えつつ、俺は完全に傍観を決め込んだ。
――ああ…この混沌とした騒がしい教室じゃ、安らぎを得られない。
早くバイトに行きたい。
早ーくー来ーいー来い、放ー課後ー♪(字足らず)
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