君だけでいい
◇
「んでぇ、俺らの他にも名前知れてる1年が呼ばれてて、面通しってのかな?ご対面式みたいのが始まりまして」
「へぇ…結構上下関係しっかりしてんだな」
「てか、仁志さんにやたら敵対心燃やしてるギャングチームのCHAOSが、急激にメンツ増やしてるらしくて。平澤さんが兵隊スカウトしてた」
敵対!?兵隊!?
なんというか、弱肉強食だ。
「仁志さんカリスマだし、ギャングともやりあってみたいって、他の1年連中が盛り上がってる中でさぁ。陽介、速攻お断りしちゃってね。まぁ俺もそんな気なかったけど」
嫌な予感がする。
「でもって、態度悪いからって、そいつらから制裁受けることになって」
「ぎゃー!」
「ま、仁志さん達の前で名前売っときたかったんだろーけどね」
予感的中!
「とりあえず形だけでも謝っときゃいいものを、返り討ちにしちゃってさー!俺の出番ナシ」
おぉ、強いぞ陽介!
でも続きが怖い…。
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