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君だけでいい


そして、お茶を啜りながら重たそうに口を開く。


「帰り際に陽介と俺、こっわいセンパイ達に呼び出しくらってさぁ」

「うえっ早速!?」

「屋上行ったら、恐怖の仁志 拓海…は寝てたけど、それを筆頭に、有名どころの面々が…!」


怪談話の語り部さながらの緊迫した雰囲気をつくってくれてるところ、非常に悪いんだけど。


「にし たくみ?」


歩くトラブルの近くにいながらにして、厄介事を出来る限り避けながら生きてきた俺は、ヤンキー事情に余り詳しくない。


「2年の、創成最強…てかここらでもNo1争うくらいの実力って言われてる男っすよ」


さ、最強…。
やっぱリアルにいるんだ、そういう漫画みたいな人…。





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あきゅろす。
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