呼 久しぶりにリボーンさんから呼び出しがきた。 「これ9代目にな」 「はーい」 久しぶりの仕事なので張り切ってます。 「お前ももう中学生なんだよな」 「ん?」 リボーンさんが突然そんな事を言い出した。 「ツナも進級できたからな」 「義務教育だから留年はないんじゃ…」 日本の教育制度はたしかそうだったはずだ。 「そんな甘い事は言えねーんだぞ」 なんかこの人だったら義務教育だろうと何だろうと留年させかねない。 「ツナがトマゾファミリーのボスと同じクラスになったんだ。」 「あの因縁の…」 トマゾファミリーと言えばマフィア創成期にボンゴレと対立しお互いの2代目を殺しあったとかいう因縁のあるファミリーだ。 「10代目危ないんじゃないですか?」 「しばらくは退屈しなくてすみそうだな」 この人何かやるつもりだ。絶対に何か企んでる。 「その帽子」 突然話を切り替えリボーンさんは私の頭を指差した。 「はい?!」 「センスいいな。猫に喰われるなんてスリリングだ。」 誉められた?!バジリコンセレクトですが!? 「そうそう。」 「はい?」 また話が変わるのか。 「内藤ロンシャンに接触してツナがボンゴレのボスって事を教えろ」 「…え?」 「新学期から刺激は必要だからな。」 まだ新学期はじまってなかったんだ。なら進級とかクラス替えの情報はどこで仕入れたのか……。考えても仕方ないけど。 「……わかりました。」 なんだかミッションが増えた。 [次へ#] |