喜
家に帰り荷物を置いてから親方様の所へ行くことにした。
「ユウ」
「はい?オレガノさん」
家に帰りつくとオレガノさんに呼ばれた。
「ユウさえ良ければ、仕事を教えてあげるから。秘書の仕事をしない?」
「良いんですか!?」
オレガノさんは私を見てにっこりと笑った。
まさかの再就職先だ。
「じゃあ明日からね。私は厳しいわよ」
「はい!!」
オレガノさんはそれだけ言うと部屋に戻って行った。
「バジルー!!」
バタバタと廊下を走りバジルの所まで行く。
「ユウ!そんな走ってこけな…」
ドダッと音がした。
言われるより先に転んでしまった。アイテテテー!!
「だ…大丈夫ですか……?」
「……バジ!!私オレガノさんに秘書の仕事教えてもらう!!」
「え…?」
バジルにしてみればいきなりでビックリだろう。こけたし。
「良かった!!」
バジルは私の手をつかんで喜んでくれた。
「ありがとう!!バジル!!」
本当ありがとう!!
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!