失 その後は髑髏ちゃんと別れた。 「あれ?」 歩いているとバジルを見つけた。 「ユウ殿!!」 バジルもこちらに気がついたらしい。 「何してるの?」 修行はどうしたのだろうか? こんな時間に会うなんて。 「実は沢田殿が…」 そう言われて、下を見ると目を回して倒れている10代目がいた。 「いったい何が……」 「拙者もよく分からないんです」 試しに10代目をつついてみるが起きない。 「……………起きない」 「……………」 ヤバい。 「10代目が死んじゃったよ!?バジル!!」 「そんな縁起でもないこと!!」 リング戦を目前にしてむこうへ旅立つなんて!! 「10代目ー」 「ツナは死んでねーぞ」 突然リボーンさんの声がした。10代目は死んでないらしい。 「リボーンさん!!」 「さっき気を失っちまったんだ」 ちょんとリボーンさんはベンチから飛び降りるとバジルの方向を向いた。 「体育館まで運んでやれ」 「はい!!」 バジルまでパシリにつかわれた…… [*前へ][次へ#] |