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「骸ちゃん!!」

『ちゃんづけは止めてください。鳥肌がたちます。』

やはり相手は骸ちゃんだった。まぁ、クフフとかクハハで心の底から笑うのはこの人しかいない。

「何してるの?」

『何って散歩ですよ。』

サラリと骸ちゃんは答えた。散歩か……。そっか……。呑気だね。
『あなたがたまたま居たので笑ってしまったんですよ。』

それはどういう意味だ。

『クフフ…』

意味あり気に骸ちゃんは笑った。そうだ。聞きたかった事を聞こう。

「骸ちゃんさ、前に私は長生きできないって言ったよね?」

『そうですね』

あっさり認めないで欲しいな。
「何でそう思うの?」

『クハハ!!何で ですか?』

何故か骸ちゃんは大爆笑。何で!?
『勘……ですかね?』

何とも頼りない理由だ。
ちょっとでも信じて私がバカだ。
『でも…まぁ。』

骸ちゃんは続けた。

『頭痛には気をつけて下さいね』
「え!?」

『クフフ…そろそろ僕は帰りますね。』

「え?ちょっ!!」

骸ちゃんは帰ってしまったようで呼びかけても返事は返ってこなかった。

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