飛 車って速いね。楽だし。 でも車酔いしたかも。 今私はディーノさんの車に乗ってバジとリボーンさんと10代目を探している。よくよく考えたら10代目の声が分からないんだけど。 リボーンさんが多分側にいるから大丈夫だろう。 車は速い速い。文明の力とはこの事だろう。 「…あ!!」 聞こえた。バジの声だ。 「………バジルいました!!」 「よし!!ユウ道案内しろ!!」 私たちは声のする方に車を走らせた。 バジルはスクアーロをまけたらしい。周囲にスクアーロは見受けられない。 「バジっ!!」 車を開けてバジルを呼ぶ。しかし私がバジルを呼んだ瞬間にバジルは吹っ飛ばされてしまった。 「!?バジ!!」 さっきとは違い悲鳴のような声がでた。ディーノさんは私を車に引き戻した。 「ユウお前はここにいろ!!」 「でもっ」 跳ね馬はバチンと私の両頬をはさんだ。 「俺が追いかける。ユウはここにいろ。」 「…………」 「気持ち悪いんだろ?」 正直吐きそうで早く横になりたい。でもバジルが心配だ。 「だーい丈夫!!俺が行ってやるから!!」 跳ね馬はいたずらっ子みたいに笑った。 「俺らも行くから心配ないぜ」 「ロマーリオさん!!」 なんだろう。ロマーリオさんがいるなら大丈夫な気がする。跳ね馬には悪いけど。だって跳ね馬は究極なボス体質なんだもん。 [*前へ][次へ#] |