505.オールスター!?E.E.争奪戦!
よん
リザの右手がゆるりと上がる。
その先にいるのは………。
――――なんでオレ!!?
そう、無情にもエドワードにその銃口は向けられた。
「こう言う事は公平に決めましょう。良いわね? エドワード君」
良いわね?って――嫌だなんて言ったら即、射撃する構えのリザに嫌だなんて言った日には、明日の朝日は拝めないであろう事は今一番明確な事実。
そんな状態で拒否する勇気はエドワードにはなかった。
「もう……どうにでもしてくれ」
ガックリと俯き、溢す。
「…どうにでも?」
「どうにでもして良いのか!?」
爛々と瞳を輝かせる一同。
「――……へ??」
まずい事を言ってしまった事に気付いたが、もう後の祭りだ。
「さぁ、エドワード君の許可もおりた事ですし、何で決めましょうか?」
「……え?」
「そうだな、そこが問題だな」
「ちょ………」
「戦闘とかは止めて下さいよ、大佐とヤり合うなんて命がいくつ有っても足りないっスよ」
「………なぁ?」
「兄さんはちょっと黙ってて!」
「………………っ」
当事者なのにすっかり不憫な扱いを受ける可哀想なエドワードは、拳を握り締め、怒りでプルプルと心身を奮わせる。
「オニィィーーーーー!!!!」
堪えきれず叫んだ言葉。
「あ、鬼ごっこ!!」
アルフォンスは、余程気に入ったのか、声を弾ませ言った。
「おぉ、それなら一般人の俺にも分があるな」
「ふむ、エドワードと鬼ごっことは、犠牲が伴うが良いだろう」
「良いのかよっ!?」
エドワードのツッコミにロイはフフ腐…と、イヤらしく笑う。
「痛みを伴わない愛はないのだよ…鋼の」
顎を摘み上げられ、エロ目でうっとりと見つめられたエドワード。少し頬が高揚しているのは気のせいか?
「―………どっかの総理大臣みたいな事言ってんじゃねぇ!! このっ変態佐っっ!!!!」
「では、鬼ごっこで決定でよろしいですね。」
「フム、勝負か、面白い。我輩も全力をもって挑むとしよう」
ババッと服を剥ぎ取り、肉体美を披露すると、鼻息を荒くする。
「少佐も混ざんのかよ……」
「ムム、勝負と聞いて我輩が黙っていると思うかっ!! この鍛え上げられた肉体とアームストロング家代々伝わる超極秘のテクニックを駆使し…………(以下お聞き苦しい為カット)」
「では、100秒後に一斉にスタートです」
エドの運命や如何に!?→
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