初恋 2. ザワザワとどよめくホームに …パキン… という軽快な音が響く。 ゴオォ!! 「ごぉあっ!?」 エドがハッとして顏をあげると、そこには…さっきまでの軽薄な態度は一片も感じさせない、右手を高くあげるロイの後ろ姿。 「手加減しておいた。 ・・・まだ逆らうというなら次はケシ炭にするが」 くらくらした… ロイの後ろ姿が眩しいのは、傾いてきた太陽の所為だろうか? …………いや………… 違うな……… エドは静かに瞳を俯せた。 なぁ あんたの焔で オレのこの押さえきれない感情も 焼き付くしてくれないか? →後書き [*前へ][次へ#] [戻る] |