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お題小説
そっちは俺の布団(グリウル)





ある夜のこと。





俺はいつもよりちょこっと早めにホストの仕事が終わりウルキオラと住んでいる家に帰ってきた。(ちょこっとと言っても時間は深夜の一時を回ってるけどな)




今日はかなり客が入ってきてフラフラだった俺。





「やべぇ…。超眠ぃ…。」





酒や女の香水の匂いがする自分の体をシャワーで洗い流したかったが睡魔には敵わない。





「ウルキオラは…もう寝てるよな…。」





物音ひとつしない室内を見渡しては同棲しているアイツはもう夢の中だと確信した。




あー…頭痛ェ。酔いが結構酷ぇな…。



あまり働かない脳に響く痛み。俺はしかめっ面をしながら部屋の扉を開ける。何も考えずにベッドに入れば







俺は数分も経たずにぐっすり眠ってしまった。











ーーー………







「オイ…グリムジョー。」
「……ん。…んだよウルキオラ…なんでテメェが……」
「それは俺の台詞だ馬鹿。なんでお前が俺のベッドで俺の隣で寝てるんだ。」
「…何言ってんだよ。ナイナイナイ。………あり?」





ウルキオラに起こされてはまだ少しズキズキとする脳で寝転がりながらあたりを見てみる。







「……なんで俺がお前の部屋で…」
「いや、だからこっちが知りたい。なんだ、夜這いかお前。」
「なわけねぇだろが!//」






ウルキオラの言葉に必死に首を振る。そんな勇気今の俺にはねぇ!いや、ウルキオラに夜這い……ダメだ…殺される。






「全く…」






ウルキオラは俺を見ては小さく溜め息を吐いてまたゴロリと寝転ぶ。隣で寝転ぶウルキオラのさらさらな艶のある黒髪を優しく撫でながら





「悪ィ…。脳が働いてなかったわ…。」
「…別に構わん。」






謝る俺にウルキオラは目を閉じながら言う。殺されなくて助かった…。









つか嫌われて…なくて良かったと心から安心する俺がいた。















そっちは俺の布団
(Wベッドじゃないので
大の男2人は密着状態です)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
end









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