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びーえる改
きらきらメルヘン(リボコロ)







リボーンはキスが好きだ。俺を抱き締めては色んなところに口付けを落とす。髪、額、瞼、頬、手、そして唇。それが擽ったくてでも暖かくて嬉しいし、気持ち良いから好きにやらせてる。



「ンっ……うう、…なあ、」

「…何だ?」

「何でそんなにキスが好きなんだ?」



今日もまたベッドの上で沢山口付けを落とされる。唇への熱い貪り合いをした後に俺は聞いてみた。
だって気になるじゃないか。リボーンはそんな質問に清々しいくらいに簡潔に述べた。好きだから、と。



「…キス魔なんだな、」

「うるせえ、あのな。キスする場所にもそれぞれ意味が有るんだぞ?」

「意味?」



聞き返す俺に頷いては急にリボーンが俺の後頭部に手を回し固定し始めた。最初は吃驚して肩を揺らしてしまったが何も言わず大人しくした。そして額、瞼、手に口付けを落とす。



「此れは友情、憧憬、尊敬。」



今度は頬に、唇に。優しく触れるだけの口付けをすると凄く優しい笑みで言う。



「厚意、愛情。」



その時のリボーンの声が凄く艶やかで色っぽくて思わずぴくんと身体が揺れてしまった。心臓が煩い。そんな俺を見てリボーンが不敵に微笑むと俺の腕を自分の唇の前にやってちゅ、とリップ音立てた口付けをした。



「此れは、欲望。」

「…んっ、……ッ」



そう説明すると同時にいつの間にか俺は押し倒されていて気付けば深くて熱いキスを施されていた。入れられた舌に自分の舌も絡めてやる。お互い抱き締め合う形になって互いに理性崩壊寸前。名残惜しく離れた唇。飲み込みきれなくて口端からだらしなく溢れた唾液なんて気にならなかった。もう我慢出来なくて熱くて疼く身体に俺は抵抗なんて一切せずに好きにやらせてやろうと期待乗せ紅潮した表情を緩ませた。



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end






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