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神の予言

土方へ

恋を実らすには【過去の完全クリーニング】が必要だ
結婚まで行くには【言葉で会話すること】が必要じゃ
結婚は最終目的ではない
伴侶と幸せに一生添い遂げるには【この診断を信じること】が必要だ

神様より

http://shindanmaker.com/463314
神様からお手紙がきた







(もう騙されねえ。絶対騙されねえからな)
(こないだ銀時が言ってたし。俺のこと……す、好きだって)
(はあ……銀時の匂い、気持ちよかった)
(GIくらい男なら誰でもするって、銀時も、お、俺で、シてる、って)
(俺、銀時の頭ん中でどんなコトされてんだろう)
(ほ、ほんとにシても、いい、のに)
(してほしい……)


はっ、


(なんてこと考えてんだ俺はっ)
(ああ、でも銀時は『そんなに恥ずかしいンなら忘れちまえよ』って笑ってくれた)
(忘れる――【過去の完全クリーニング】!?)
(ああ、あ、当たって……イヤ騙されるな俺、偶然だ偶然)
(だ、だいたい銀時も俺もおおお男だからな! 結婚は――出来ねえし)


しょぼん


(もし俺が女だったら銀時と結婚してんのかな)
(まあ、仮に俺が女だったら銀時と会ってねえはずだしな。考えても仕方がねえ)
(それに……俺みたいな女だったら、あいつは俺を選ばねえ気がする)
(短気だし。口より手が先だし。家事出来ねえし。目付き悪いらしいし)
(なんかこう、いちいち口に出すのが気恥ずかしいっつーか)
(言葉にしたとたんに嘘になっちまうっつーか)

(でも銀時の言葉は嘘じゃねえ。本当だってわかった)
(好きだって笑ってくれて、そんで俺は安心できたんだ。もし、俺も言葉にできたら)
(銀時を安心させられんのか。【言葉で会話すること】ってそういうことか)
(それができたら、お、俺は! 銀時と……!)



「ちょっと来るアル銀ちゃん」
「あ? 静かにしといてやれよあいつときどきボーッと……あれ?」
「なに読んでるアルか。さてはオンナからの恋文って奴アルか。銀ちゃん振られるネ、ププーっいい気味」
「いやいや。それはない。ないけれども」

「銀時。俺は、上手く言葉に出来ねえだけで……ホントにお前が」



「ありがとう俺もだよ。でも神楽が腹抱えて笑ってるからね。新八なんか気配消そうとし過ぎて逆に不自然になってるからね。なに読んでんの、見ていい? ああ―――オイ神楽ぁ、真選組に電話しろ。沖田呼んで『いい加減に純真な土方くん騙すのやめろ』って言え。ったくこの子、このシステムだけは理解してると思って油断してたよ俺は」






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あきゅろす。
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