浮気×健気(リクエスト小説) 4 俺は今日亮太と遊ぶ約束をして、亮太の家に行ったんだけど… まさか、俺に確実に見られるような状況で浮気をするほどになったとはね。 そうまでして別れたいのか。 溜め息を一つついて、亮太の家から出た。 『ごめん急用で行けなくなった』 それだけ打ってメールを送った。 きっと、俺が浮気に気付いていることは亮太もわかっている。 ただ、俺が気付いていないふりをしているだけ。 別れようとしない俺に苛ついているかもしれない。 もしかしたら、この先もっと傷付くような事されるかもしれない。 そうわかっていても亮太と一緒にいようとする俺はきっと馬鹿だ。 でも、亮太と一緒にいられるなら馬鹿でもいい。 [*前へ][次へ#] [戻る] |