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小説:俺は弟が大嫌い。
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放課後になり十数分。

俺はまだ校舎内にいた。

理由は、弟と待ち合わせしているから。

しばらくすると、弟がやって来た。

「兄さん」

やけに近いな、と思っていたら抱きしめられた。

「ちょっ…離せっ」

「やっと会えた。嬉しい」

「俺は嬉しくない…」

そっぽをむきながら呟くと、弟が笑った。

「相変わらず可愛いなぁ」

弟の顔が近付いてきた。

キスされる!と思ったので、全力で突き飛ばす。

弟は油断していたのか、弟は床にしりもちをついた。

「ひどいな」

「うるせぇ…てめぇに聞きたいことがあるんだ」

「何?なんでも答えるよ」

弟の爽やかな笑顔な笑顔を浮かべながら立ち上がった。

「寮の件はどうなった?」

無茶だろうとは思うが、念のため確認。

「あぁ、俺、生徒会のメンバーになったから、一人部屋なんだよね。だから、先生に頼んで俺の部屋に兄さんの荷物運んでもらった」

「はぁ!?」

先生、何やってんだよ…!つーか、こいつが生徒会!?

「これでずっと一緒にいられるね…あ、部屋は広いから安心して」

そんなとこは心配してねぇよ。

「じゃあ、帰ろっか」

弟がニコニコ笑いながら俺の手を引く。

今日から、俺の地獄の日々が始まるようだ。

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