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小説:俺は弟が大嫌い。
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『久しぶりだね、何か喋ってよ』

「てめぇ…何で俺の学校を知ってる!?」

『あー、調べた』

「なっ…」

俺はこうなることを予想して、同級生には誰にも高校のことを言わなかった。

先生にだって口止めしておいたのに…!

『ちょっと時間かかったけど…受験に間に合ってよかったよ』

「てめぇ、ふざけんな!!」

『僕は真剣だよ。…今日はこのくらいにしておいて、4月に会うのを楽しみにしておくよ』

「話はまだ…!」

ブツッ!ツー…ツー…

「…!なんで…!!」

思わず携帯を壁に投げつけた。

せっかく逃げられたのに。

体が震える。

俺は、泣きそうになった。

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