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小説:俺は弟が大嫌い。
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弟が来たら、どうしよう。

そのことばかりが頭か駆け巡る。

授業中、ずっと上の空だった。



放課後になり、颯太は部活に行き、俺は寮に帰った。

ソファーに座りテレビを見ていると、携帯が鳴った。

画面を見ると、表示されていたのは…

…母親の名前。

なんで?どうして?

俺が家を出てから約9ヶ月。

その間に電話してきたことなんか一度もなかったのに。

心臓の音がうるさい。

今出なくてもきっとまた掛かってくるだろう。

恐る恐る携帯を手に取る。

聞こえてきたのは、母親の怒声。

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あきゅろす。
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