生徒会庶務の災難(ポッキーの日) 20 「今日はポッキーの日なんですよね!?俺、ポッキーゲームについて知りたいんです」 「は?お前そんなことも知らねーの?」 信じられないと言いたげに俺を見る先輩。 「と、言うか。ポッキー自体今日始めて知ったんです」 そういうと、先輩はマジかよと呆れたように言った。 「いや、待てよ…だから岡山の奴…なるほどなー」 「え?岡山がどうかしたんですか?」 「いーや、別に?」 なんだこの人。 「これから風紀室に来いよ。確か岡山が沢山買ってたから。まぁあいつは今いねーけどな」 「え!いいんですか?あ、でも岡山に連絡しといたほうが…」 「いーんだって、あいつ瑞季にあげるために買ってたしな」 「え?そうなんですか?でもなんで…」 「細けーこといちいち気にしてんなよ!」 え、細かくなくね? ほら行くぞ、と促されて疑問に思いながらも先輩についていった。 [*前へ][次へ#] |