生徒会庶務の災難(ポッキーの日)
16
「!?」
吃驚して会長の体を咄嗟に押してしまった。
しかし微動だにしない。
「なんだよ、知りたいんじゃなかったのか?実際にやって教えてやろうと思ったのによ」
「まてまて。ポッキーを使うんじゃなかったのか」
「あ?そんなに食いてぇなら後でやるから黙ってろ」
おいぃぃ!!ポッキー使わないんじゃもうポッキーゲームじゃないだろ!?
なんという嫌がらせだ。
そんなことを考えている間に後頭部の髪を掴まれて固定されてしまった。
抵抗してもさして効果はなく、もう諦めかけたその時。
「てめぇ何してんだ!!」
何処からか怒鳴り声が聞こえ、俺と会長がそっちに気をとられたとき。
会長が横に吹っ飛んで視界から消えた。
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