復讐者。
7
さて、ホスト教師に因縁つけられる前に、さっさと自己紹介を済ますか…
「初めまして。今日から皆さんのクラスメイトになる、高橋遥斗です。どうぞ宜しくお願いします。」
「キャアア! 」
「かっこいー!」
「親衛隊できるかな!」
おいおい、勘弁してよ。
親衛隊なんかできたら怒りで潰したくなっちゃうよ。
「お前ら、静かにしろ!高橋、お前は空いてる席につけ。」
おっと。ホスト教師が喋った途端、皆冷めた目付きになった。
以前はその容姿のおかげで人気だったと聞いたけど
転校生にまとまりついて仕事もろくにしない生徒会とホスト教師。
どちらも生徒達にとっくに見限られているらしい。
ーは、いいざまだ。
もっとも、奴等は馬鹿で盲目になっているから、そんな周囲の変化に気付いてないようだけど。
いずれ、それが重要であったと気付くときがくる。
いや、気付かせてあげる。
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