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小説:生徒会庶務の災難
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「こらっ!会長、何して…」

「っ!!何すんだこのやろーっっ!!!」

馬鹿でかい声をだしながら転校生が会長を突き飛ばす。

小さい割に力はあるらしく、会長は盛大によろめいた。

「ククッ…ますます気に入った。おい、お前俺のモンになれよ。」

「何わけわかんないこと言ってんだよっ!!キモチワリイな…!!」

「あ、の…」

書記が口を開く。

知らない人間に書記が話しかけるなんて、珍しいな。

「ちょっと、静か に…皆に、迷惑…」

ああ、なるほどね。

やっぱ書記は常識があって安心する。

「なんだ!?お前っ!!ちょっと喋り方変わってるな!!どうしたんだ!?」

お前の喋り方も変わってると思うよ。

必ず語尾に!!がつくなんてすごいよ?すごいるさい。

つーか、書記の注意はスルーかよ。

「書記は喋るのがあまり得意ではないのですよ、翔太。」

「そうなのか!?それ、なおさなきゃ駄目だなっ!!でも、安心しろよ!!俺にはちゃんと何いってっか伝わってるから!!無理して喋んなくていーんだぞっ!!」

何言ってんだ、こいつ。

お前にだけ伝わったって意味ねーだろ。

「…!あり、が、と…」

書記の後ろにいるから顔見えねーけど、どうやら喜んでいるようだ。

あーあ、また書記全然喋らなくなっちゃうんじゃねーの?

せっかく最近はよく喋れるようになってたのに。

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あきゅろす。
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